わたしは、わたしに、別れを告げる。


about


sample

収録作品

甘くて寂しい感情の檻
  • お願い、どうか私をあの子みたいに愛して。
    「アリスの所にいる人形は幸せね」
     そう呟くと、鍵山雛は上海人形の首に巻いたロープに一層の力を込めた。
Endless Ending Maiden
  • いつもの博麗神社のひととき。しかし何気ない質問が、文の足元を揺らがせる。
    「だから、先代の博麗よ」
    「……さて、どうだったでしょうかね」
    「はぐらかすわね」
ハルサキロマン
  • 風見幽香が見たかもしれない、春雪異変の前日。
    「あれは、何を封じているのかしら?」
    「流石は花の妖怪。聡いわね」
神々の幻想入り
  • さあ、新しいユートピアに行こう。
    「私達はあなたを誘いに来たの」
    「一緒に幻想郷に行きましょう」
毒姫のお城
  • 風見幽香 vs 無名の丘の日当たり
    「私ね、青空の下で咲く鈴蘭が、世界で一番綺麗だと思うの。空の青と、花の白と、草の緑。この三色で世界ができているみたいで最高な気分!」
ひとでなしの恋がしたかった
  • 霊夢さん、私、女になんか、なりたくなかったんです。
     私が、自分は神などではなく、ただの人間であると実感したのは、十二歳の冬のことだった。
東方のアリス・マーガトロイドさんを愛してみた?
  • 知る人ぞ知る名作『東方の風見幽香さんを愛し続けてみた』の三次創作!
     アリスさんと過ごしたい。
     アリスさんと一夜を過ごしたい。
     ゆうかりんってばぼくが鍵を持たずに散歩へ行っている間にお出かけしちゃってさ、そういえば朝方「大昔住んでいたところにちょっと里帰りしてくるわね」って言ってたなあ、って思い出した頃には手遅れで、ゆうかりんとの愛の巣は他人の家みたいによそよそしく扉を閉ざしている。運の悪いことに雨まで盛大にざあざあ降り出して、ぼくはいよいよ途方に暮れることになってしまった。ゆうかりんは出かけるとは言っていたけれど、ゆうかりんはうっかりさんだから具体的にどこへ行くともいつ帰るとも言っていなくって、そんな無期限野宿だけは御免被りたいなあと思いあぐねた末に、ぼくは自然とアリスさんの家へと足を向けていた。
東方のアリス・マーガトロイドさんを頭から愛してみた
  • ね、アリスさん!うふふふふふふふふふ!
     アリスさんを弄びたい。
     アリスさんの髪の毛を弄びたい。
     里を歩いてたらアリスさんとばったり出くわして、よかったら、ってお茶に誘ったら快諾してくれて、出来たばかりのオシャレなカフェで向かい合わせに座ってお茶を飲んでいたら、お日様の光にアリスさんのサラサラした金髪が透けて、まるで光そのもので絹糸を染めたみたいだな、なんて思っちゃって。

link